2025.08.21
🏫志望理由別 併願高校最強セットプラン🏫
(はじめに)
受験校選びは生徒と親の希望である「自由」「行事が充実している」「キャンパスが素敵」「リア充」「近い」「共学」「大学付属」「都立」も大切であるとともに、「組み合わせ」も非常に重要です。「入試問題の傾向が高校ごとに違う」「自分と過去問の相性が悪い」「偏差値はクリアしていても倍率の高い高校ばかりを受けてしまう」と、模試で合格ラインを超えていても、不合格になることはフツーにあり得ます。以下に示した受験校の組み合わせは「校風が似ている」「入試問題の傾向がほぼ同じ」「この組み合わせにしたことでそれぞれの高校の合格力が高まる」という近年の高校受験でこれは良かったな!!をまとめたものです。他の塾にはこのデータはないので、参考にしまくってください。
⭕️パターン1
チ)東京学芸大学附属高校(2/13)
1️⃣都立戸山高校(2/21)
②桐朋高校(2/10)
併)東京都市大学等々力高校(2/13)
練)早稲田佐賀高校(1/12)
練2)栄東高校(1/22)
「自由」「リア充」「東大京大医学部」が志望の軸。学附も戸山も桐朋も制服はなく、茶髪もピアスも🉑。自主性の高い生徒が多く勉強も行事も全て生徒が主体となる高校が選び抜かれている。入試問題傾向からいっても非常に相性の良い三校である。それぞれの高校の合格力を高める組み合わせ。特に学附の理科社会は都立高校入試で90点以上を取るために不可欠。戸山は高倍率なので、都立西に変更しても良いかもしれない。オススメ度95点の文句なしのセットプラン。
⭕️パターン2
チ)慶應義塾高校(2/10)
1️⃣学習院高等科(2/14)
②城北高校(2/11)
併)東京都市大学等々力高校(2/13)
練)早稲田佐賀高校(1/12)
「マジガチ早慶」「高校が無理なら大学で早慶狙える」「でも高校勉強ばっかはマジ嫌だ」「部活も行事もリア充やりたい」が志望の軸。早慶は60%合格偏差値が72.5と非常に高いことから、第1志望とできる生徒はまあ多くはいないだろう。それでも早慶を!!と強く臨みながらも、全滅は避けたいという現実をよく直視したプラン。塾高と学習院と城北という組み合わせも非常に良い。記述問題の多い3校。学習院なら「指定校推薦」「公募推薦」で早慶上理を目指す。城北なら「一般入試」で早慶上理を目指せる。慶應義塾高校を早稲田実業に変更しても良い。オススメ度90点で文句なし。
⭕️パターン3
チ)お茶の水女子大学附属高校(2/13)
1️⃣都立駒場高校(2/21)
②法政大学高校(2/10)
併)東京都市大学等々力高校(2/13)
練)早稲田大阪高校(1/24)
「絶対都立」「リア充」「でもやっぱGMARCHは気になる」が志望の軸。理科社会はお茶高の理科社会対策で応用力を、早稲田大阪の理科社会対策で都立の理科社会の基礎を徹底的に仕上げる。国語数学英語も法政大学高校の国語数学英語で都立+αを、早稲田大阪の国語数学英語で基礎を固める。さらには法政大学高校は内申点が高いと入試点に加算されるため、絶対私立の3科目型しかやってこなかった層も法政大学高校は敬遠しやすい。マイナス点は早稲田大阪の試験日と都立推薦の日程がバッティングしていること。早稲田大阪の過去問はやりつつも都立の推薦を優先しても良いだろう。等々力とお茶高もバッティングしているが、それは法政大学高校の合否次第でどちらかを受ければ良い。駒場を新宿や小山台に変更しても良い。オススメ度は90点で抜群である。
⭕️パターン4
1️⃣法政大学第二高校(2/11)
②法政大学国際高校(2/12)
③都立豊多摩高校(2/21)
併)東京都市大学等々力高校(2/13)
練)早稲田佐賀高校(1/12)
「絶対GMARCH」「高校で無理なら大学でGMARCHが目指せる高校」「リア充はマストで」が志望の軸。法政二高と法政国際の入試問題は非常に似ていて、どちらの高校の過去問もどちらの高校にも活きる。さらには早稲田佐賀で応用問題対策を1月に終わらせているのが素晴らしい。都立は理科社会に時間を割く時間が限られているので、駒場や小山台を避けて、合格を確実にしている。ただ、法政二高と法政国際を目指すならば推薦入試に向けて内申点を43以上まで狙って書類選考合格を果たしたい。等々力あたりを併願校に用意するあたり、GMARCH絶対行きたい!!はリアルだなと。無駄のない受験戦略、オススメ度は90点!!
⭕️パターン5
1️⃣成城学園高校(2/12)
②併)駒澤大学高校(2/10)
練)早稲田大阪高校(1/24)
「受験の体力に自信がない」「大学付属でノンストレス」「共学で近くの学校」が志望の軸。尚学舎があったからここまで成績が伸びたし、尚学舎が好きだったから勉強も辛くなかったけど、体力ないし、尚学舎なしで大学受験は無理。ということで、ミニマムな受験校数。駒澤を併願とれているので、成城学園に向けては早稲田大阪で基礎力をつけて、駒澤の過去問と数少ない成城学園の過去問で余裕を持って受験に臨む組み合わせ。「体力がない」は仕方ないことと割り切っているのがよい。ただ、過去問の分量としては足りないので成蹊の過去問も取り入れれば成城学園の合格力も高まる。オススメ度は90点。
⭕️パターン6
チ)明治学院高校(2/10)
1️⃣成城学園高校(2/12)
②都立井草高校(2/21)
併)実践学園高校(2/11)
練)早稲田大阪高校(1/24)
「絶対明学!!」「絶対パリピ高校生活!!」「絶対校則0」が志望の軸。イケイケ高校生の鏡こと、明治学院。Instagramでも楽しい高校生活を常に発信中。どうしても明学に行きたいのはいいが、倍率も高く、合格最低点も高く、合格は非常に難しい。理想は併願に駒澤をとりたいところだが、明学と受験日がバッティングしている。成城学園も受かる保証はない。実践学園はパリピ校則0とは無縁の高校。都立も明学に時間を割いた分理科社会をどれだけ取り戻せるかは早稲田大阪の理科社会の吸収率次第。しかしながら、明治学院をチャレンジするならばこれが精一杯。背水の陣の気持ちで受験に臨むことを覚悟しておくべき。オススメ度は60点。
⭕️パターン7
1️⃣都立工芸高校(2/21)
②国学院高校[5科目](2/12)
③ 併)駒澤大学高校(2/10)
練)早稲田大阪高校[5科目](1/24)
「絶対都立」「他の受験校は都立のため」「私立は近くて準付属のみ」が志望の軸。工芸のように私立にほとんどない特殊な都立を目指す場合、このような併願校になるだろう。早稲田大阪も国学院も5科目型で都立を3校受けるくらいの組み合わせ。これで都立不合格なら運が悪かったといえるほどの完全都立シフト。駒澤の併願がとれているのが大きい。都立合格力は非常に高まるが、都立の自由度に対して国学院はやや異なる高校なので、オススメ度は70点。
⭕️パターン8
1️⃣専修大学附属高校(2/10)
②目黒日大高校(2/12)
③ 併)実践学園高校(2/11)
練)早稲田大阪高校(1/24)
「絶対大学付属」「やりたい部活がある」「人気高校に進学したい」が志望の軸。近年の大学付属大ブームで日東駒専も憧れの高校に。日大系列では唯一癖のない目黒日大とオーソドックスな良問を出してくる専修大学附属と早稲田大阪の相性は抜群。塾模試よりも問題は易しめで、応用力に自信のない生徒はこの組み合わせは参考にしたい。ちなみにこの組み合わせで、専修大学と目黒日大どちらも不合格になった生徒は0。オススメ度は80点。
(さいごに)
これから高校説明会や文化祭に行こうと思っているご家庭も多いと思いますが、「入試日程がバッティングしている」「志望校と入試問題が全く相性がよくない」「高倍率すぎる」まで下調べしていくご家庭はいないでしょう。上に示した高校のセットで説明会に行ってみると、無駄がありません。それぞれのパターンには志望度の軸を解説しているので、このパターンはいいなと思ったら、そのセットの高校の説明会や文化祭に行きましょう。受験は「組み合わせ」で大きく合格率が変わってしまいます。志望校に「受かる」ためにも参考にしてください。